俺は今でもタクシー運転手は天職だと思ってます
慣れるまでは色々あるけど
慣れたら気楽なモンです
そんなタクシー運転手時代の思い出と
そこで得た事をツラツラと書きます
■挨拶
お客さん見つけてドアを開けます
その時の第一声で
何となくこの人は大丈夫
いや、揉めそうだな
みたいなのがだいたい分かって来ましたね
俺はその判断基準を
『挨拶』
にしてました
今日みたいに寒い日なんかは
お客さん乗るなり
『いやー、寒いですねー』なんて声掛けてくれる方は
まず大丈夫
朝なら、おはようございまーす
夜なら、こんばんはー
昼夜問わず、お願いしまーす
こんな方で揉める事はまず無い
逆に揉めるようなお客さんは
乗るなり
『真っ直ぐ』
とか
『六本木(ゲス顔)』
みたいな感じで挨拶が無いんですよね
ただ、例外として
愛想が良過ぎる系も要注意
乗るなりマシンガントーク
話も盛り上がったところで
『あ、ごめん、お金下ろして来るから待ってて』
なんて言って降りて、そのままドロンとかね
まあ、大抵の方は普通のお客さんですよ
変な奴はインパクトが強いから記憶に残るだけであって
そんな変な人は滅多に居ません
■ルート選択
タクシーは最短距離を最短時間で行くのがベストとされてます
お客さんもその方が良いに決まってます
が、都内の道って時間帯によっては混む場所はトコトン混むんですよね
結局、カーナビが指定した道に従う人が多いから
日本人特有の主体性の無さで皆んな同じ行動しちゃうんでしょうな
こんな場合、勿論お客さんへの提案をした上でなんですが迂回しちゃって良いと思います
例えば
混む5キロと混まない6.5キロなら
俺は混まない6.5キロを提案してました
というのは、人間て乗り物乗ってる時に
動いてると快適だから文句言って来ないんですよね
が、ひとたび渋滞に巻き込まれたりすると
イライラし始めて文句言われたりします
電車なんかでも動いてる時はスヤスヤ寝てるけど
駅などに到着して止まった時に目を覚ます人が多いのは
それが理由なんだと聞いた事があります
とにかく、動き続けられるルートを選択するのが良いと思う
信号が多い最短距離と信号が少ない多少は距離が伸びるルートも同様に後者を選びます
距離は伸びるけど早く着く
なんて事は、この仕事往々にしてある事なんでね
例えばチケットのお客さんなら下道でノペーと行くより高速乗ってサクッと行っちまった方がwin-winだしね
勿論、許可は得た上でね
俺の地元付近だと
例えば環八井の頭から吉祥寺方面
なんて時は井の頭通りより五日市街道の方が信号が僅かに少なく、繋がりも良い(ように思う、時間帯によるけど)
というわけで五日市街道の方を良く提案してました
この『提案』も大事
クレーム良く食う人って
話を聞いてると勝手にルート決めて走らせちゃったりしてるんですよね
それがいくら最良と思える事でも
やっぱ独断はダメですよ
コレはタクシー関係無く、どんな仕事でも同じだと思うけどねぇ
というわけで
タクシーの運転手なんか運転してるだけだからラクだろー?
なんて言う人も多いけど
割と無い脳みそ使って考えてるっちゃ考えてるんだよね
やっぱゼニ貰うってそういう事だと思うので
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